頭皮の痒みやフケブログ

2021.05.30

髪は肌ほどにものをいう

50歳のジャンクションを目の前にしていた私はできるだけ若く見られたいと、世に言うアンチエイジングに関する努力は一通りしていました。エステ、コラーゲン、自宅でする美容器具、果てはクリニックでプラセンタ注射。ボクシングならとうの昔にリングサイドから白いタオルを投げられる様な涙ぐましい努力の日々。

その甲斐あってか、人から「えっ三十代かと思った」「凄い若い」などと嬉しい誉め言葉も頂いたりしていました。

ところがある日のこと。何気に娘と一緒に映った写真を見て愕然とした私。

カメラに映った私の顔はさほど老け込んではいない。だが、決定的に五十路前と分かる決定打がそこにありました。

髪です。中学生の娘の髪は、俗に言う天使の輪が艶々と存在し、その隣に座る私の髪はと言うと、天使の輪どころか艶の一つも見当たらない、マット、マットそのものでした。

それだけならまだしも、毛先はまとまらず、まるで静電気が起こる球体をふれた時の人の髪の毛の様に、髪の毛の一本一本ががふわーっと散らばっているような...本当に悲惨な写真でした。顔だけお手入れした女優を見て「あーこの人の首見て、結構いっちゃってるぅ」なんて言ってた私がこの時ぞばかりに落ち込みました。

そこからです。私の涙ぐましい努力の日々が始まりました。

ブラシを高級豚気に変え、シャンプートリートメントは市販のものからヘアサロンお勧めのメデュラシャンプーに切り替え、洗って濡れたままで眠っていた怠惰さをちゃんとドライヤーで乾かす、海藻類などをこまめに食べる。

即効性はありませんが、髪を労ると言う行為をすることが自己啓発に繋がっている様でうっすらですが、天使の輪もどきが出来ました。

髪もお洒落の一部。毛先まで手と気持ちをかければ髪が私に応えてくれる....そう信じて今日もコツコツヘアケアをしている私なのでした。

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